英語学習継続のコツ(3)~目標と結果の振り返り方~

英語学習の考え方
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はじめに

前回は英語学習継続のコツとして、前回はスケジュール化について、を紹介しました。
今回は目標と結果の振り返り方について紹介します。

最初の目標は続けることでOK

英語の勉強が楽しいと思える方は、自然と英語の勉強が続くと思いますが、
この記事をご覧の皆さんは、そうではないの方が多いかと思います。
英語が苦手な人間にとって、勉強を続ける事は大きなハードルになりやすいです。
そうであるならば、少しでも続けられた自分を認めてあげましょう。
1カ月でも1週間でも3日でも、続いたなら自分を褒めてあげましょう。
3日坊主は、よく悪いように思われますが、3日も続いたとも言えます。
継続するのがツライのは最初です。
ある意味、一番ツライ3日間を乗り越えたのですから、自信を持ちましょう。
後は習慣のの力が働いて、どんどん辛さは軽くなっていきます。

学習を始めたばかりですぐに結果を求めない

目標を決めてやる気が燃え上がって一気にたくさん勉強する人、
目標は決めたけど、それはそれとしてゆっくり着実にやる人、
いろいろなパターンの方がいらっしゃると思います。
英語に触れる時間が長い方が上達するスピードは速い傾向にはありますが、
かといって瞬く間に英語力が上がるものでもありません。
例えば筋トレをガッツリ2時間やっても、その瞬間に筋肉が付くわけではありませんよね?
筋トレして筋肉の細胞が壊れ、それを修復しようとして、次はもっと壊れにくくなるように、
防衛本能が働いて、休んでいる間に、元の筋肉より強くしてくれます。
英語学習も同じです。トレーニングする→休む(睡眠をとる)の繰り返しで、
英語力がだんだんと上がっていきます。
勉強する時間が長いと、なぜこんなに勉強しているのにうまく喋れるようにならないだ、と
反動が大きくなりますので、長時間勉強する事のリスクは認識しておきましょう。

学習成果は中長期的に見直す

上述しましたように、英語力はすぐに上がるものではありませんので、
学習成果は短くても2か月~3カ月、半年、1年単位の長いスパンで評価しましょう。

英語の試験は必須ではない

英語力を測るために、試験を受けることは分かりやすいですが、
必ずしもお勧めるものではありません。
試験のデメリットは、結果を問答無用で示されることです。
仮に他者の目から見て、確実に英語力が上がっているように見えても、
試験で求められることに間違えれば、あなたの英語力はこうです、と突きつけられるからです。
試験を受ける場合には合否がでないCASECがおすすめです。
以前の記事もありますので、ご興味ある方はこちらもご確認ください。

試験を受けない場合は英語力をセルフチェックする

試験を受けると結果を数値化してくれますが、セルフチェックでは、
曖昧になりがちですので、なるべく具体的に過去の自分と今の自分を比較しましょう。
例えば下記のような形です。項目は何個あってもOKです。
ポイントは出来るようになった事、出来るようにしたい事にフォーカスすることです。
<3か月前の自分>
(1) Where are you from? のような質問に対して、5秒の沈黙があった。
(2) 質問に答えられないときに沈黙してしまい、さらに別の質問をされ混乱していた。
(3) いつも受け身で、質問に答えるだけで精一杯だった。
<今の自分>
(1) Where are you from? のような回答が決まっている質問に対して、1秒で即答できるようになった。
(2) 質問の意味が分からないときに、質問が分からない事が分からないと言えるようになった。
(3) What do you do in your free time?など自分から質問できるようになった。

やる気が落ちてきたら目的・目標を見直す

学習を継続していると、ずっとやる気全開!とはいきませんよね
やる気が落ちてきたときは目的を見失っている可能性があります。
例えば、英会話できるようになるために英語の勉強を始めた人が、
途中で英語力を測ってみようと資格試験に向けて勉強しているときなどに起こります。
途中から資格試験という手段が目的に切り替わってしまい、
本来の英会話をするという目的を見失ってしまうことがあります。
この状態で試験がうまくいかなかいと、自分は才能がないんだと、
無駄に落ち込むことになります。
そういうときは、なぜ英語を勉強しようと思ったのか、目的に立ち返りましょう。
落ち込むことの無意味さに気づくきっかけとなり、またエンジンがかかってきます。

学習の動機や長期目標はやりながら磨き上げる

英語学習の道のりは決して楽なものではありません。
自分の目標レベルにもよりますが、自分が満足するレベルになるまでは、
数年はかかるのではないかと想像します。
時間が長くかかるからこそ、自分の学習する動機や理由は変化していくものと思います。
ですから時折勉強する時間の代わりに、なぜ勉強しているのか?
ということを自分に問う時間を持つことをお勧めします。
がむしゃらにやっていることが最短であるとは限りません。
自分はこのために英語を学んでいる!という魂がある状態の方が、
習得は早いと思いませんか?

おわりに

英語学習継続のコツ(3)として、目標と結果の振り返り方について紹介しました。
やるからにはすぐに結果を出したいと、多くの人が思うと思いますが、
成果は遅れてやってきます。
今うまくいかなくても、続けていれば必ず結果を出てきます。
結果に拘りすぎると、結果が出ないことにがっかりして続かなくなってしまいます。
まずは続けていることが1つの成果として、自分を認めることから始めましょう。

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