文法ミスは話すスピードでカバーできる

英語学習の考え方
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はじめに

英語を話すときはどれくらいの速度で話しているでしょうか?
今回は英語を話すスピードの重要性についてお伝えしていきます。

初心者がやってしまいがちな事

完璧な文章で英語を言おうとすると、話し方がぎこちなくなり、
沈黙したり、話すテンポが不自然になってしまいます。
例えばこんな感じです。
 例文1 I buy … I bought new phone … a new phone … in … at ABC store.
この言い方がダメとかではなく、
初心者なのでこういう言い方になってしまうことは当たり前なので、
結果論として受け止めて頂ければと思います。
この場合の問題点としては、
文章が散り散りになり聞き手側の推測がしにくくなることです

話すスピードは文法や単語を補ってくれる

話すスピードは言葉の伝達において力になります。

次の2つの文を比べてみましょう。
 例文2 How … … can … I … get … to … Tokyo stastioin?
 例文3 Where go to the Tokyo staion?
例文2は文法的には正確ですが非常に遅く、単語を散り散りに話した例です。
例文3は文法的に間違いですが、滑らかに話した例です。
どちらが利き手にとってわかりやすいか、人によると思いますが、
例文3の方が、東京に駅に行きたいのかな?と思ってくれるような気がします。
英語の先生が相手であれば、例文2でも理解してくれると思いますが、
一般の方だと、何言いたいの?と思われる確率が高くなります。
なので、伝えたいときは文法は気にせず、
めちゃくちゃでもいいから言ってみた方が意外と伝わります。

TPOを意識して話そう

ところで、TPOって言葉はご存じですか?
TPOをわきまえて行動しましょうとか、TPOに応じて適切に対応しましょうとか、
言うように使われますよね
TPOは、Time(時) Place(場所) Oppotunity(機会・場面) の頭文字を取ったもので、
その場の状況に対応することです。ちなみに和製英語です^^;
少し脱線しましたが、英語を話す時にもTPOを意識すると良いでしょう。

正確性を意識するとき

例文1や2のような正確性を追求したい場合は、自己練習や英会話レッスンの時など
まさに英語の練習をしているときにやるのがいいです。
ちなみに例文1は、セルフコレクションという大事なスキルが使われています。
セルフコレクションとは自分で言い間違えても、自分で直す力です。
次のスピード重視のときはやらなくてOKですが、より洗練した表現をしていくためには、
必要な能力であると思います。
あと個人的な使い方として、英会話レッスンをしているときに、
文法ミスを指摘されたくないという回避策として使う場合もあります。
例えば、時制の was を is と言い間違えたとき、
言い間違えただけなのに訂正されると少しイラっとするからです。
「私は文法を分かっている、ただ言い間違えただけなのだ」
という主張するための戦略的防御です(笑)

スピードを意識するとき

逆に気軽に友達と話しているときには正確性は捨てましょう。
相手は正確に話してもらう事より、コミュニケーションを取る事に重点を置いています。
正確性ばかり意識していると流れに乗った会話ができず、
盛り上がらない会話になってしまいます。
友達と話す場合などは、スピード重視で話すことをお勧めします。
確実に文法が変だなと思っても、「雰囲気で伝わって!」
というくらいの心持ちを持ついいと思います。

おわりに

今回は英語を話すスピードの重要性についてお伝えしてきました。
日本人は正確に言おうとして沈黙したり、不自然に喋りが遅くなってしまったりしますので、
英語を自然なスピードで話すということにも意識を向けてみましょう。
自分がいかにうまく言うかではなく、相手がいかに分かりやすくなるか、
という視点を持つことも大事だと思います。

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