他人と英語力を比較してしまった時の対処法

英語学習の考え方
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この記事で伝えたいこと

① 他人と比較してしまったら、英語への興味度が違うと思って自分を納得させる。
② 英語への興味の度合いで学習の定着率が変わる可能性がある。

他人と比較して落ち込んでしまう考えに対して

英語学習に後ろ向きな方は、英語が出来る他人と比較して、
自分の英語学習のモチベーションを下げてしまうことがあります。
「あの人はあんなに喋れるのに私は、、、」
「こんなに勉強しているのに喋れるようにならない。私は才能がないんだ、、、」
などなど。

以前にも似たような記事として、「人によって学習スピードが違う」という記事を書きましたが、
今回は英語への興味の度合いに着目してみたいと思います。

英語への興味と語学習得の関係性

皆さんは英語の興味のある方とあまり興味のない方が勉強を始めた場合、
どちらがより早く英語を使えるようになると思いますか?
根拠はともかく英語に興味がある方が使えるようになりそうですよね。

興味があって楽しんで勉強している人にはかなわないとも言われますね。
むしろそういった方たちは勉強と思っていないのかもしれません。

では、仕事で必要だから使えなければならない、といった自分の興味というよりも、
強制的にやらされる環境にいる方の場合はどうでしょうか?
精神的に学習にベストな精神状態ではなさそうですね。
必要性のある環境にいれば喋れるようになるという説もありますが、
これは興味の観点とは異なるので、今回は脇に置いておきます。

原則としては他人と比較しないことが何より大切ですが、
どうしても比較してしまう方への処方箋として、
理屈的に自分を納得させることで、モチベーションの低下を防ぐ方法を考えてみました。
それは英語への興味と学習の定着率に相関性があるとする考えです。

英語への興味と学習の定着率に相関性があると考えてみる

前述したように興味がある方が英語が身に付きやすそうだという仮説の下、
英語への興味度が異なる人の学習の定着率がどのように推移するか、考察してみました。

英語学習初期の興味度と学習定着率のイメージ

英語への興味度を4レベルに分類し、英語学習初期からの成長イメージをグラフ化してみました。

 興味レベル0:英語に興味がない、学習する気のない人(無関心)
 興味レベル1:英語に興味はあるがやらなきゃいけないと思ってる人(義務感・強制感)
 興味レベル2:英語に興味がある人(好意的)
 興味レベル3:英語への興味が高い人(非常に好意的)

(注)グラフデータに学術的根拠はありません。ざっくりとした個人のイメージです。

グラフの条件

このグラフでは、下記の条件を想定したものとなっています。
 条件1.英語への興味と学習の定着率に相関性がある
 条件2.勉強を継続していれば、苦手な英語でも徐々に興味が上がっていき、
     それに伴って定着率は指数関数的(2乗、3乗)に上がっていく

グラフの解釈

このグラフで注目して頂きたいところは、
興味レベル1(黄色線)の人と興味レベル2(緑線)で、
初期の興味が低いほど定着の上昇角度が小さい
(成長が早くないのではないか)ということです。

例えば、同じ1年を勉強した人でも、興味レベル1の人と興味レベル2の人を比較すれば、
定着率は興味レベル2の人の方が大きいと予想できます。

ここで私が言いたいことは、興味レベル1の人のように、
義務感で英語を勉強している人は興味が低いと考えれ、
その結果として定着率は低くなるのではないか、
だから成長が早い人と比較して、余計に落ち込むことはないですよ、ということです。

グラフの補足

グラフは個人のイメージで、数字に学術的根拠はありません。
また理解しやすくするための代表例となります。
例えば、興味レベル1の人が、何かきっかけがあれば、一気に英語への興味が上がり、
急成長する可能性は十分に考えられます。
また今回は英語への興味にフォーカスしただけで、実際の定着率にはもっといろいろな条件
(その日のコンディションや教材の難易度、勉強量、人生経験、外的要因、個人差など
様々な要素が合わさって決まると考えられます)

さいごに

今回は、英語学習の興味と学習定着率の関係を考察してみました。
この私の考えに対して、いろいろなご意見があろうかと思います。
ただ、私は自分の考えを証明したい訳ではなく、
他人と比較してしまう方の対処法の1つになればいいと思い紹介しました。

自分の目的に進むように、使えるものは何でも使うという考えで、
自分を動かしていくことも大切ではないでしょうか。

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